とにかく冬が嫌いなムルムルです。(@mur_mux)
僕を含め、WEBライターをやっている皆さんにとって、文字単価や記事単価のアップは一番興味のあることでしょう。
僕が尊敬している先輩ライターさんたちも、ブログなどでノウハウやコツを紹介してくれています。
そんな先輩ライターさんたちのノウハウを参考にさせてもらいながら、0.1円でも単価を上げられるように、僕なりにいろいろと工夫うしてきました。
とは言え、そうそう簡単に単価が上がるはずもなく、苦労してきたのですが、そんな日々の中で1つ気が付いたことがあったんです。
もちろん、先輩ライターさんたちに比べ、僕はまだまだですが、いくら頑張っても単価が上がらないというお仲間さんたちのヒントにでもなればと思ったので、「ムルムル的単価アップのコツ」として書いてみようと思います。
ムルムルはこの程度のライターです。
「単価アップ?偉そうに!いくら稼いでるんだ??アン?!」……ガクブル:;(∩´﹏`∩);:
そんな声が聞こえる気がしたので、まずは僕の置かれている現状からお話しておきます。
現在、僕が頂いている仕事は、基本的に文字単価ではなく、1記事いくらという価格設定にさせてもらっています。
ただ、それではイマイチ比較しにくいと思いますので、文字単価にしたら○○円というカタチで紹介すると、
単価 | 1.7円 | 2.0円 | 2.5円 | 3.0円 | 4.0円 |
クライアント数 | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 |
とまぁこんな感じなのですが、1.7円で書いているクライアント様は、僕がライターになったばかりのころからお世話になっているクライアント様で、何度か単価アップしてもらっています。
最近新規でお話をいただいた際には、最低3.0円以上でお願いするようにしているのですが、
「オイオイ、そんな単価で本当に仕事があるのか?あん?!」……ガクブル:;(∩´﹏`∩);:
という声もあるかもしれませんね。
しかし、まず一つ目のポイントが、この高めな単価設定なんです。
ご一緒に季節のデザートはいかがですか?作戦
文字単価3.0円となると、クラウドソーシングで受注しているライターさんにとってはかなりの高単価案件ですよね?
もちろん、それほどの金額をいただく以上、記事のクオリティや専門性、独自性などは高いレベルが要求されますので、もう少しハードルを下げて、文字単価1.5円としてお話します。
僕は今から半年くらい前には、新規のお話は1.5円以上としていました。
この時、ただ単に「1.5円です!なにか?」と言うのではなく
「構成、画像選定まで必要な場合は1.5円です。」と提案するようにしていました。
このように話しておけば、構成も画像選定も必要ない場合は1.0円とか1.2円で受けることができます。
逆に、CMSへの入稿や簡単なタグ打ちがある場合は、クライアント様の方から上乗せして相談してもらえることが多いのです。
つまり、ファミレスのメニューに例えて種明かしをすると、
①最初にライス、スープ、サラダまで付いたセット価格で提案しておく(単価1.5円)
②不要ならばサラダとスープを無しにする(単価1.0円~1.2円)
③デザートまで要求されればさらに上乗せする(単価2.0円)
こんな感じで最初に適度に高めな価格で入り、なぜその価格なのかを明確にしておき、仕事内容やクライアント様の懐事情えを考慮しつつ、クライアント様と一緒に単価を考えていくようにしてきました。
その記事にいくら払ってもらえるか
「何でこんなに苦労しているのに、3000円しかもらえないんだ!ムキーッ!」
文字単価1.0に満たないような案件の場合、1時間に何文字書けるかが、収入に大きく関わってくるのは皆さんご存知の通り。
3000文字、単価1.0円の案件で、初めて書くという場合、どうしても3時間以上かかってしまいます。
実際僕の場合、タイピングが速い方ではないため、ライターを始めたころは、3000文字の案件に1日かかることもありました。
ライターとして生計を立てるため逆算して考えると、やはり文字単価2.0円程度は欲しいところです。
しかし、もともとライターに支払える執筆料には、サイト(ページ)によって違いがあり、極端な話、4000円の売り上げしかないページに、5000円で記事を書いてもらったら、そのサイトはやっていけません。
実際には、キーワードライティングの記事を増やすことでSEOに強いサイトになり、サイト全体のコンバージョンが云々かんぬん……。
みたいな小難しい話は置いておいて、単純に考えれば4000円の売り上げしかないページあれば、ライターに払えるのは、スーパー良心的なクライアント様でも2000円が良いところでしょう。
どんなに良質な記事を書いたとしても、良い単価のお仕事になることは難しいと言わざるを得ません。
どのポジションの仕事をするか
では、単価の良い案件とはどういったものなのかを考えてみましょう。
多くの報酬をいただける案件とは、大きく分けて2種類だと考えています。
- アフィリエイトサイトならば、もともと売り上げが良いサイト、または、1件当たりの売り上げ単価が高い商標を扱っている。
- より上流の仕事である。
僕は今のところ9割方1つの分野に特化して執筆していますが、その分野は多分永久に無くなることはない代わりに、1件当たりの成約単価が高いわけでもありません。
そうなると、このままでは単価アップはかなり難しいということが想像できるはずです。
そこで、僕が常に心掛けているのは、2つ目の「より上流の仕事をする」ということ。
わかりやすくアフィリエイト案件で説明します。
ある企業が「○○を売りたい・契約が欲しい」と思った場合、PRするために自社サイトを制作し、ここにWEB制作会社が入ります。
次に、WEB制作会社は、代理店などに依頼してサイトのデザインや構成を考えます。
そして、代理店はそのデザインや構成に沿って、ディレクターを中心に、デザイナーやライターなどのクリエーターに仕事を振るわけです。
おっと!ここでライターと出てきましたが、クラウドソーシングで募集されているのは、残念ながらここではありません。
今のWEB業界には、書けるライターが不足していると言われており、代理店や制作会社が抱えるライターだけでは手が足りず、外注されることが多いのです。
さらに、その外注を受けるライティング専門の企業も存在し、クラウドソーシングの案件の多くは、このライティング外注業者さんが多く存在しています。
もちろん、すべてがそうというわけではなく、例えば、僕のような個人のライターが、単価3円で仕事を貰い、その仕事を単価0.5円でさらに発注するといったこともあります。
あ!僕は自分の文章を大事にしたいというか、人様に書いてもらったものを直す技量は無いので、やってませんよ!念のため。
上の流れを簡単に表にまとめると
エンドクライアント | 製作費50,000円 |
↓ | |
広告代理店 | 製作費25,000円 |
↓ | |
WEB制作会社 | 製作費15,000円 |
↓ | |
WEB代理店 | 製作費10,000円 |
↓ | |
個人ライター | 製作費6,000円 |
↓ | |
さらに外注…。 | 製作費2,000円 |
※金額はあくまで仮の金額ですし、段階もすべての案件がこうというわけではありません。
この表を見てもらえればわかる通り、できるだけ高い位置で仕事を貰うことができれば、より高いお仕事をいただけることになるわけです。
「そんなこと言ってもどうやって上流の案件なんてとれるんだ?アン?!」という声がまたまた聞こえてきそうですが、僕もはじめはそう思っていました。
いろいろ悩み試した結果、方法はとても単純で当たり前のことであると気が付いたんです。
それは、自分をとにかく売り込むこと、いいモノを書き続けることの2つ。
このライターは信用できるし、いい文章を書いてくれると思えば、口コミで広がり新たな仕事に繋がることもあります。
クラウドソーシングのプロフィールは、ほんの少しでも有利な実積ができれば、その都度こまめに更新。
待っているだけでなく、ライターやディレクターを募集している企業に応募するなどなど……。
とにかくやれることを当たり前のように続けることです。
視点を変えてみる
「なんだ結局精神論かよ!あん?!」とまたまた言われそうですが、単価を上げるのであれば、とにかく実積を積み上げるしかありません。
これは今でも僕が常に心掛けていることです。
だがしかし!駄菓子菓子!
上の表を少し見方を変えると、単価アップ以外にも、収入や実績を増やせることに気が付きませんか?
より上流の仕事をいただくのではなく、自分がそのポジションに行ってしまえば良い!と半年くらい前に思い立ったわけです。
そこで今現実的に狙えるのは、ディレクターや編集というポジションでしょう。
中には、「いやいやライターの方が効率がいい」「自分はライティングをしていたいんだ!」という方もいらっしゃると思います。
あくまで、これは僕個人の感覚なので、へぇ~っと思ってい貰って良いのですが、僕は、
ライターとしての経験はディレクションで活かせる。
ディレクションができれば、さらにライティングレベルが上がる。
と思っています。
なので、僕はライター1本ではなく、ディレクションや制作といった分野でも頑張っていこうと思っています。
今後そういったディレクションや背策の話もしていけたらなぁと思っているムルムルでした。
ではまた!
※記事内の感想はあくまで個人の感想です。(笑)
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